2015年3月の住宅ローン金利は、長期金利の反発を受け、20年を超える住宅ローン金利が上昇しました。一方で変動金利及び5年~7年程度の金利は概ね据え置かれました。10年物の国債の金利が急激に反発し、0.3~0.35%で推移しています。今後に関しては、0.2%を底に、0.3~0.4%前後で推移する事が予想されます。明らかに日本の長期金利は低下しすぎており、これ以上下がる余地はほとんどありません。今後、住宅ローン金利に関しても今後大きく下がる可能性は低く、むしろ反発する可能性が高いでしょう。住宅ローンが反発する可能性に注目するのであれば、変動金利ではなく、中長期間金利が固定される固定金利も大きな魅力です。現在のところ圧倒的に金利が低いのは、変動短期の金利ですが、将来の金利変動に備えるという意味では金利がどちらに転んでも一定のメリットを享受できる10年、15年程度の中期金利で借り入れ、借り換えするのも住宅ローンを選ぶ一つの方法と言えるでしょう。
各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。ユーザー調査で、最も高い評価を受けているフラット35は、返済期間が21年以上の場合の金利が1.20%~2.09%(前月比+0.1%)また、返済期間が20年以下の場合の金利が、1.1%~1.82%(前月比+0.1%)と低い水準の金利があがりましたが、20年以下の金利に関しては、いまだに上限が2%を切るという低金利です。次に評価の高い住信SBIネット銀行は、短期及び中期の住宅ローン金利を据え置く一方で、長期金利についてはわずかながら引き上げました。変動金利の低さが特徴のソニー銀行は、中長期を中心に住宅ローン金利を中心に、金利を引き上げています。メガバンクの指標となる三菱東京UFJ銀行は、中長期の住宅ローン金利を引き上げました。。次に人気の高い三井住友銀行は三菱東京UFJ銀行の動きに追従して住宅ローンを引き上げましたが、30年を超える住宅ローンの借り入れに関しては金利を据え置く等、他社と足並みをそろえている訳ではなさそうです。全体的に中長期の金利上がり、短期は据え置くという形が主流ですが、フラット35や三菱東京UFJなどは、固定金利が主流な金融機関は、中長期の金利を据え置くという結果となりまし。
日銀の会見を見ると、いつも通り日本の景気動向を見守り、物価下落の兆候が見える場合は躊躇なく緩和する事を明言しています。効果がないと言われる新たな金融緩和が、実際に行われるかどうかは未知数ですが、物価上昇率が鈍化する場合、これまでとは別の手法で緩和策を継続する可能性があります。しばらく日本の景気動向を見守り、物価下落の兆候が見える場合は躊躇なく緩和する事を明言していますので、今後新たな金融緩和が行われるかどうかは未知数ですが、これまでとは別の手法で緩和策を継続する可能性がありますので、長期金利の動向には細心の注意を払いましょう。
引き続き米国ではで金融緩和終了をいつにするかの議論が活発に行われており、最短で6月、遅くとも9月頃には金利の引き上げが行われるはずです。今でこそ圧倒的な円安環境下にある日本ですが、この状況が反転する日がいつか必ずきます。それがどんな波であろうと乗り越えられるよう、住宅ローンを検討している方は、しっかり比較・検討して、良い条件を選ぶと良いでしょう。住宅は人生を左右する大きな買い物です。実際に住宅を購入する際は、しっかりと各社の住宅ローンを比較、検討した上で、自分のライフプランに合った最適な住宅ローンを選びましょう。
住宅ローンをクリアできれば、次はどのような住宅を建てるかです。愛知県で建てる場合は、湿気が多い地域のため、調湿作用に優れた住宅を検討する必要があります。住宅に調湿作用をもたせるためには無垢材や漆喰、珪藻土などの自然素材を使用した建物を建てる必要があります。最近は新建材の中にも調湿作用を持ったものが多く出てきていますので、そういったものを検討してもよいのではないでしょうか。